幾つか咎める視線が寄せられる。慌てて声を落とし

幾つか咎める視線が寄せられる。慌てて声を落とした2人は、それでも驚きを押さえきれないようだった。まあ、当然の反応ではあった。美股交易平台 光属性も珍しいが、闇属性は珍しいのレベルが違う。っていたので特に驚きはなかったが、エートが闇属性をちゃんと明かしたことには驚いたのでそのまま表情に出してみた。「闇属性?本物?」「凄いな、エート!」「初めて見たわ…。ちょっとカレナ、あんたは何でそんなに落ち着いてるわけ?闇属性よ?」「いや、一応驚いてるけど……俺も闇属性あるし、そんなに珍しくは」「この大きい学校にだって、数人居ればいい方なのにその程度の……、…。……え?」「…カレナ…今、なんて言った?」此処で、測定後にヨミから貰った2色のカードを取り出して見せる。一足先にちゃんと俺の言葉で驚いていたエートは、2人の反応に妙な顔をしていた。「俺の属性、闇と火」ハルとツァイが、目を瞠って絶句した。それを見て、エートがくすくすと肩を震わせて笑い始める。どうやら先ほどの妙な顔は、笑いを堪えていたらしい。笑顔は絶やさないタイプのエートだが、肩を震わせてまで本気で笑っているのは初めて見た。年相応で、いいと思う。固まった2人が我に返ったのは、それから暫くして俺が2冊目を読み終えてから。エートも勿論笑いを治め、俺は3冊目に取り掛かっていた。「……すっ…ごい確率だな」「同じクラスに闇属性が2人……」我に返ったハルは若干呆れ気味で、ツァイは何だか興味津々だった。
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